​口呼吸の害

口呼吸による9つの影響

姿勢が悪い子どもとベッドでぼけっとしている子ども
1.舌の位置が変わる

口で呼吸するようになると、舌の位置や動きが変わります。舌は本来、上の前歯の裏側の歯茎についているべきです。
しかし、この位置だと呼吸がうまくできないので、口呼吸する人の舌はもっと下にさがっていて、下の前歯の裏側に位置していることもあります。
舌の位置がさがると、うまくしゃべれません。子どもの場合、いつも舌が下がっていると、顔の形や歯並びに影響します。

2.顔が変形する

口呼吸をしているとお顔立ちが変わります。
顔は長く細めになり、頬骨が低く、下顎の骨も小さく後ろに下がった状態になります。つまり面長でV字型ぎみになります。
上唇がめくれぎみになり、分厚くなり乾燥します。鼻をあまり使わないため、鼻が発達せず、全体的に鼻は目立たない印象を受けます。
こういう顔の形でも、目が大きかったり、パーツの配置が整っていれば、美しく見えるかもしれませんが、顔の中心である鼻やその周囲の筋肉を使わないので、なんとなく間の抜けた顔になります。
大人は手遅れかもしれませんが、子どもの場合、まだ顔を作っている最中なので、早急に鼻呼吸に治す必要があります。

3.歯並びが悪くなる

舌の位置がずれるため、本来なら広がるはずの上顎が広がらず、前歯が出っ歯になりやすいです。

歯並びが悪いと、見た目もよくありませんが、歯垢を取りにくくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

4.前歯が着色する

歯に汚れなどの着色がつくのは、口呼吸で歯の表面が乾燥しているからです。通常は歯の表面は唾液でコーティングされていますが、口呼吸のせいで乾燥してしまうと汚れがつきやすくなります。汚れというものは、すぐにふけば取れますが、放置して乾燥させると定着します。

5.口臭がきつくなる

唾液が減るので、細菌が増え、口の中が臭くなります。

6.風邪をひきやすくなる

鼻呼吸では、鼻毛という除菌フィルターが存在し、鼻腔では外気が温められ湿度が高まった空気になります。しかし、口呼吸では外気が直接口から入るので、除菌フィルターを通さず乾燥した空気を吸い込むので、風邪をひきやすくなったり、喉の炎症が起きやすくなります。

7.いびきをかく

いびきにはさまざまな原因がありますが、口呼吸もそのひとつです。いびきは空気が通る鼻や喉(上気道)が狭くなるのが原因です。口呼吸をすると、上気道が狭くなってしまうのです。

8.寝起きが悪くなる

口呼吸によりいびきをかく睡眠を続けていると、酸素の取り込みが悪くなり、睡眠の質が低下します。その結果朝起きたときのスッキリ感がなく、寝起きが悪く感じます。。

9.猫背になる

口呼吸すると、口から空気をうまく取り込むために、顔が前のほうに出て、肩がさがる姿勢になります。それが猫背を引き起こします。猫背は背骨にもよくありません。

相談窓口は3つ
​すべて院長が対応いたします。